Fantastic FANTIC-第9話遊びを作り、信頼を作るということー

FANTIC日本代理店「モータリスト合同会社」の野口代表自らが、FANTICへの想いをつづる人気コラム「Fantastic FANTIC」。今回はファンティックを中心に、野口代表からその製品の魅力や楽しみかた、想いを語ってもらった。

5月にアサマレースウェイで開催されたスクランブラーミーティングの模様。モーターリスト社は、バイクへ触れる機会、遊ぶイベントなどのきっかけづくりを積極的に展開している。

バイクに乗る理由、バイクを買う理由。皆さんそれぞれにさまざまだと思いますが、一番大切にしているポイントって何ですか? 予算? 家族の理解? スタイル(デザイン)? スペック? 友だちや先輩のアドバイス? どのモデルを選ぶにしろ、自分の手元にそのバイクがくるきっかけがあると思います。私たちは、そのきっかけが商品そのものの魅力だけにとどまらないようにできたらなぁ、と考えています。

もちろん、商品の魅力はいうまでもなく重要です。とはいえ、それは最低限のこと。例えばゴー・ライドがちゃんと評価している商品は、好き嫌い、用途が合う合わないはあるとして、バイクとしてゴミくずっていうのはさすがにないはずです。であれば、さらに踏み込んで、手に入れて自分のパートナーにしてみたいという思いにするポイントがあるはず。それをモータリストは提供しています。

バイクとは、遊ぶための道具であり、人生を豊かにしてくれるパートナーだからこそ、手に入れてくださった後の遊びを、販売店さんとともに作り続けなくては、と考えています。私たち自身が、自分たちが欲しかった「買った後の楽しみ」をお客さまとともに味わえるよう、商品以上の価値を提供し続けることが大切、と信じているのです。

私たちは、新商品が出ると、スタッフ総出で乗りに出かけます。自分たちが知らない商品なんて売れませんからね。誰よりも先に乗り、試し、知って、それを語ります。ただの輸入卸の商社ではなく、バイクに乗りたくて乗りたくて、誰よりも先にバイクを試したくてこの仕事を選んじゃったチーム、それがモータリストです。だからこそ、誰よりも、バイクを買った後の楽しみを大切にしています。私たちは私たちの商品をいつまでも楽しんでいただけるよう、お手伝いをしたいと願っています。

ちょっとかっこよく見える、「映え」を意識したレクチャー。これもファンライド! 会場には、パリダカ・ライダー三橋 淳さん、モトクロスIA河村ヒロシさんも登場!

ファンティックは、そんな私たちが選んだ商品です。トライアル全盛期にはそこそこ名前のとおったブランドでしたが、メーカーも力を失い、輸入元も二転三転し、すっかり日本では忘れられたブランドになってしまっていました。新しいキャバレロ・シリーズを開発し、それを私たちが発掘して日本に連れてきて3年。まだまだ知られたとはいえないブランドですが、こうやって遊びを拡げていくことで、少しずつ見ていただける機会が増えてきました。

商品の魅力に気づいてくださったお客さまは、その先に私たちが用意している遊びにも共感してくださっています。私たちの遊びは、必ずお客さまに一番近い存在である販売店さんと結びついて用意させていただいています。ショップが「モータリストと仕事していると楽しいなぁ!」といっていただける存在であり、「ファンティックなら安心して扱えるなぁ」といっていただけるブランドに育てていく。これが私たちモータリストの使命であり、お客さまに提供できる責任でもあります。

もちろん、信頼いただき、安心してお乗りいただけるよう、私たちは豊富な商品(部品も車両も)在庫を国内に用意し、お客様をお迎えしています。自分自身がライダーであり、部品やサービスが足りないことで、自分の愛車が軒下で動かなくなってしまっていることが許せない気持ちを持つ私たちだからこそ、のサポート体制です。

モータリストの仲間に、ようこそ。一度きりの人生を飽きることなくとことん楽しみましょう。この素敵なオートバイとともに。

モータリスト・ファクトリー
〒144-0055東京都大田区仲六郷2-41-8 ☎03-3731-2388 https://motorists.jp

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