本誌連載でおなじみの渡辺学選手が監督を務めている「TWISTER Racing」が、
ライディングレッスンイベント「TWISTER Training」を成田MXパークで開催しました。
レッスンの内容はこちらに詳しいので参照してくださいませ。
で、このイベントの講師はこちら、
学監督のとなりから、清水ライド選手、堀越秀鷹選手、藤川昴選手、井上永人選手、原國翼選手。
全日本モトクロス選手権をメインに、地方選手権にも参戦しているライダーたちです。
当日のスケジュールです。
午前と午後でデモランの時間が変わっていますが、そこは臨機応変な対応です。
これだけ見ると結構ザックリしたスクールに思えるかもしれませんが、
実際に取材した感想をいわせてもらうと、
かなりミッチリ
でしたよ。
レッスンは、20名の参加者を初級と中級の2つのグループに分けて行なったのですが、
そのどちらのグループにも学監督の解説とレクチャーがあります。
初級はフラットな広場でレクチャー 中級はエンデューロコースで実践レクチャー
さらにTWISTER Racingのライダーが随時個別指導も行なっていました。
それと、このイベントで特徴的だったのが、参加者全員のタイム計測でした。
オフロード歴30年の私、これまでにいろいろなスクールを取材したり参加したりしてきましたが、
このTWISTER Trainingは、スキルアップにかなり効果的な内容だと思いました。
・初級はオフロードライディングの基礎を自己流ではなく、
卓越したスキルのライダーにていねいに個別指導してもらえること。
・中級はオンタイムエンデューロやクロスカントリーでタイムを詰めるための走りかたを、
実際のコースを使って目の前で実演してもらえること。
そしてそのどちらもが、単にスピードアップして走るのではなく、
ミスをしない走りをすることでタイムを詰めるということ。
いわれてみれば簡単ですが、いわれなければ気づきにくいし、
それを実践できるかどうかは別問題。
でも、セクション攻略方法や基本的な走りを頭で理解していれば、
無理な走りもしなくなりミスも少なくなっていきますよね。
そして、ミスしない走りを身体で覚えていけば、タイムもよくなるという好循環。
エンデューロやモトクロスで有効な内容なのはもちろんですが、
ミスをしないから林道も安全に走行できるようになります。
事実、セローやWRの参加者もいましたし、自走参加のかたもいらっしゃいましたよ!
と、ザックリしたスケジュール表でしたが、その内容はかなり充実。
それもあって午前のレクチャーが押してしまい、デモランの時間も遅れたのです。
午後もタイム計測があるし、テクニクスさんのセローとYZ250FXの試乗もあり、
デモランはキャンセルしてもいいのでは? なんて正直思っていました。
でも、特設コースでの模擬レースは、かなりの迫力ですごく盛り上がりました。
そして、レクチャーしてくれているライダーたちの実力を目の当たりにすると、
レクチャー内容に真実味が増すな、と思い直しました。
実践→理論を理解→実践→個別レクチャー→上達(計測でタイムアップしているのを確認)
自分の上達を体感だけでなく、タイムアップで目視できるのもうれしいですよね。
このTWISTER Trainingは今後も開催していく予定とのことなので、
TWISTER Racingのサイトをこまめにチェックしましょう!
で、そんな学監督の理論を体系的に見ることができるのが、
ゴー・ライドで好評連載中の
「渡辺学のスキルアップラボ」
です!
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
最後はお決まりの宣伝で締める