青春単車大図鑑

ゴー・ライドの出版元である内外出版社さんから、「青春単車大図鑑」が好評発売中です。

70年代80年代に登場した国産4メーカーの人気モデル、注目モデルをテーマごとにピックアップし、
マシン解説や歴代モデルを紹介してある1冊で、中にはオフロードのページもあります。
中学生の頃にHY戦争をリアルで体験して60年代末生まれの私にはド・ストライクの本で、
なかなか楽しく読んでいます。
リンク先の内外出版社の通販サイト、Amazon、書店で購入できますので、ぜひ!

https://www.naigai-shop.com/SHOP/62207.html

で、昔はいろいろな車種があったなぁ、なんて改めて思ったのですが、
現行トレールマシンのラインナップは2000年以降ガクッと減ってしまったなと……。
排ガス規制が大きな原因ですが、1998年の時点でラインナップが減ることは分かっていたので、
当時のガルルである企画をスタートしたのです。

それが、三橋淳さんをメインライダーにした、「オフロードバイク1000kmテスト」です。
毎号1台のマシンを取り上げ、市街地、高速道路、峠、林道、オフロードコースなど総距離1000kmを走破し、
そのインプレッションを掲載。そして1000km走行後のマシン状態をモトショップ・ストラーダ渡辺さんにチェックしてもらうという企画でした。

排ガス規制で多くのモデルが生産中止となることが分かっていたので、
新車販売車両があるうちに、全車のインプレッションをやっておこうというもので、
1泊2日の林道ツーリングを想定したルートで1000㎞走行していました。
このコンセプトはその後、「小林直樹のオフロードバイク・テイスティング」に受け継がれていくことになりますが、その話はいずれまた。

で、上の目次画像を再び見ていただきたいのですが、かなり抜粋した付録版でも、
今の何倍ものラインナップとなっていますね……。
この後、輸入オフロードレーサーや国産モトクロッサー・クロスカントリーなど、
レーサー人気が高まっていったこともありますが、さらなる排ガス規制の厳格化もあっての現状。
嘆いてばかりいても仕方ないので、トレールマシンの灯を守るべく、
CRF250L、KLX230S、CRF250ラリーに頑張ってもらいましょう(購入候補に入れてください!)。
そして早期のセロー復活を唱え続けましょう!

オフロード遊びの入口は、扱いやすさと耐久性を両立しているトレールマシンだと、
ゴー・ライドは思っているからです。
トレールマシンでオフロード遊びの楽しさを知り、それからエンデューロ、モトクロス、トライアルなど、
各自の志向にハマっていけば、自分の楽しみかたのツボが分かっているので、
長く楽しんでいけると思っています。
私は最近めっきり乗る機会が減っていますが、入れ替えつつもトレールマシンは30年間所持していますし、
このところレースにも出ていませんが、いつか復活したいという気持ちも萎えていません。
それは、トレールマシンが1台あれば、いつでもオフロード遊びができるという安心感があるからです。
レーサーのような本格的なオフロード走行はできないのは分かっていますが、
すぐに遊べる状態にあるのと、そうでないのとでは、かなり違うと思うのです。

と、感覚的な話で恐縮ですが、新車トレールマシンを買って(受注停止やメーカー在庫ナシとかありますが)、
オフロード遊びをしましょう。売れないとカタログ落ち、エントリーユーザーやリターンライダーも増えず、ゴー・ライドも……という流れに。

連載1回目はXR250、2回目はTT-R250でしたが、探りながらページ作りをしていました。
そして、3回目のこのDR250Rから、三橋氏のライディング、長谷川カメラマンの撮影も
キレッキレになっていきましたね。敢えてのモノクロページで、いろいろ挑戦してページを作っていたのもいい思い出です。全員が30代前半で勢いがあったなぁ。

今回は湿っぽくてスミマセン……。

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