あたらしいのりもの
© CAKE 0 emission AB

モーターサイクルアパレルやスポーツアパレルメーカーとして知られる「ゴールドウイン」が
スウェーデンの電動バイク「CAKE(ケイク)」を日本で販売すると発表しました。

ステファン・イッターボーンCAKE CEOと渡辺貴生ゴールドウイン代表取締役社長 © CAKE 0 emission AB

CAKE社のプロダクトは走行中のCO₂排出がゼロで、生産工程におけるCO₂排出もスウェーデンの電力会社「Vattenfall」との協業により、2025年までにゼロをめざしているという。
こうした姿勢とCAKEのミニマルで洗練されたデザインが、ゴールドウインの環境に対する取り組みと親和性が高く、パートナー契約の締結に至ったということです。

日本国内で販売されるモデルは、

Makka range(マッカレンジ)
最高速度25km/h 航続距離66km 最大瞬間出力/定格出力1kW/0.6kW
車両重量70kg 原動機付自転車免許 価格86万9000円

Osa+(オッサプラス)
最高速度90km/h 航続距離111km 最大瞬間出力/定格出力9kW/6.0kW
車両重量89kg 普通自動二輪免許 価格225万5000円

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Kalk&(カルクアンド)
最高速度90km/h 航続距離86km 最大瞬間出力/定格出力10kW/5.8kW
車両重量79kg 普通自動二輪免許 価格291万5000円

などで、2023年1月からの3年間で国内販売5000台を目指していくとのことです。

会場にはKalk&のレーサー版も展示されていました。
保安部品は装着されず、ベルトドライブからチェーンドライブに変更されています。
海外ではワンメイク(同時通訳を聞きながらだったのでうろ覚えでスミマセン)のレースも行なわれているみたいです。

ゴー・ライドもKalk&を試乗させてもらいました。
詳しいインプレッションはWEBヤングマシンやoff1.jpにアップされると思うので(丸投げ)、
ここではザックリした印象を述べますと(次号ゴー・ライドにも掲載予定です)、

軽くてスリムで速い!

自転車のノウハウが豊富とのことで、乗り味はMTBというかダウンヒルモデルのような感じもあり、とはいえ電動アシスト自転車と違って人力は不要で、クラッチ操作不要のスクーターぽさもあり(ライディングポジションはスポーツバイクですが)と、いろいろな要素を含んだ新しい乗り物だと思いました。排出ガスがなくクリーンで、走行音も静かだったので、ぜひオフロードコースや林道で試乗してみたいですね。

ところで、今回の発表会場へ行くのに「東京モノレール」に乗りました。
羽田空港へ行く際はクルマもしくは電車なので、モノレールに乗ったのは25年ぶりくらい。
浜松町からビルの間を抜けて、東京湾へと抜けていくのですが、高層ビルが増えていてビックリしました(一応、わたくし生まれも育ちも東京です)。普段見ることのない景色が見られて、とても新鮮でした。それと、鉄道とは違う、タイヤらしいクッション性のある乗り心地も、バイク乗りの自分には好ましく思えました。
羽田空港に行くならクルマか電車だろ、と思っていたのですが、
モノレールもいいな、と思えたは収穫でした。

バイクは排ガスも出るし、音も大きいけれど、
アクセルを開けた時のトルクの盛り上がりや、シフトチェンジで感じる操る楽しさは、
バイクならではだよなぁ、とも思いました。
内燃機関か電動か、ではなく、
クルマや電車やモノレールみたいに選択肢のあるほうがいいのでは?
趣味の乗り物と営業路線とでは異なる部分も多いですが、
乗る楽しさの選択肢、も大事ですよね。

と、こんな戯言をアップできるのも、
雑誌ゴー・ライドがあるからできることなので、
引き続き、ご購読いただくようお願いいたします!

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