藤波貴久選手が、今シーズンでトライアル世界選手権から引退するという発表がありました。
1996年から参戦して26年。今年はイタリア大会で優勝するなど、
まだまだやれる! と思ったのは私だけではないでしょう。
ゴー・ライドはたまにですが、トライアル記事を掲載してきたのですが、
ガルル時代と比べると藤波選手との接点が減ってしまったのは事実です。
そこで、ガルルのバックナンバーで藤波選手の活躍をざっくり振り返ってみました。
参戦初年度の1996年アメリカ大会で初日トップに立った時の記事(1996年8月号)と、
初優勝を飾った1997年ドイツ大会の記事(1997年11月号)。
そして、シリーズチャンピオンを獲得した2004年(2004年11月号)。この時はレースレポートに加えてインタビューも掲載。残念ながら手元には残っていませんでしたが、世界チャンピオン獲得を記念して、藤波選手のポスターが付録になっていました。
翌2005年2月号では、その藤波選手のライディングテクニック特集を掲載。
雑誌連動企画としてDVDも制作。そのダイジェスト版が付録になっていました。
さて、私事で恐縮ですが、1995年にガルル編集部員になり、2003年で異動。
藤波選手がチャンピオンとなった2004年、DVD制作時の2005年はガルルと関わっていなかったのですが、
元々トライアル好きということもあって、藤波選手の活躍はチェックしていました。
その後2009年から再びガルルと関わるようになり、ガルルからゴー・ライドとなって今に至るのですが、
私がオフロード雑誌作りに携わっている期間は藤波選手の世界選手権参戦期間とほぼ同じ。
振り返れば長い期間ですが、日々の仕事を進めていると、
藤波選手が選手であることも当然のように感じていたのです。
とくに今年は優秀したり、トップライダーとしてのポテンシャルを発揮してくれましたし……。
この2年ほど、もてぎ大会は開催されていないですが、復活した際は必ず参戦してくれると思っていました。
だから来年も現役だろうと思っていたのですが……。
とはいえ、引退の決断は我々よりも大きくて重いことだろうし、
選手ではなくても、トライアルとの関わりは続いていくはず。
それに以前のインタビューでパリダカ参戦には興味があるといっていたし、
2ストならエルズベルグで勝てるといっていたので、そんな活躍も見てみたいですよね。
ともあれ、今週末はポルトガル大会。藤波選手の最後の世界選手権は、
TRIAL GPライブリザルト https://trialgp-results.com
自然山通信Twitter https://twitter.com/shizenyama
などでチェックしましょう!