Fantastic FANTIC 第10話ヒロシくんとスクランブラー

ゴー・ライド本誌の人気コラム『Fantastic FANTIC』。その第10話をWEBゴー・ライドでもお楽しみください。今回は野口代表に届いたモトクロスライダー河村広志さんの手紙の内容を綴ってくれている。

FANTIC日本代理店「モータリスト合同会社」の野口代表自らが、FANTICへの想いをつづる!

今回は、ちょっと趣向を変えてキャバレロ・スクランブラーで遊びまくっている河村広志さんからのお手紙を紹介しましょう。河村さんことヒロシくんは、バイクを楽しんでいたらいつの間にか全日本選手権モトクロスIA1クラスを走るまでになった、でもじつはただのバイク大好き男子です。気さくな人柄、いつも楽しむスタイルが人気で、Webライブトークショー「第3ヒート」でご存じのかたも多いでしょう。そんな、ヒロシ節をお楽しみください!

昨年8月、僕の手元にキャバレロ・スクランブラーがやってきました。まず見た目がカッコイイ。パワフルで安定感もある。エギゾーストサウンドも小気味いい。おまけに軽い。でも、軽けりゃいいってもんじゃないのを体現する安定感。これならオフロードもガンガンいけるんじゃないかなー、というのが最初の印象でした。早速、日帰りツーリングに出かけたり、夏のゲレンデへキャンプしに行ったり、秋には妻と往復150㎞程度の日帰りタンデムツーリングへ。タンデム走行でも揺るぎない安定感。後部シートに乗車した妻も「思ってたより楽! 快適!」とご満悦。街を軽く流すのも気軽にできちゃう気楽さも兼ね備えてる。またスクランブラースタイルに合わせて、乗る時の装備、服装も自分なりにこだわるのも楽しみの一つ。少しレトロな雰囲気の装備が似合ったりします。

こりゃいろいろチャレンジできちゃうなと、本格的なオフロード走行を楽しむためにWEX50分に出場。夏のゲレンデをグイグイ上って爽快に走りました。楽しい! ならばもう一歩進んで、今までやったことのない「自走で会場へ向かい、レースを走り、無事に帰ってくる」、というのをやってみたのがWEXの2回目。これも難なくこなして楽しんじゃいました。

バイクって自動車に比べると疲れるし危ないし夏は暑いし冬は寒い。なんでそんな乗り物にずっと乗っているのか、ふと考えてしまう時があります。一方で、バイクを思いどおりに操作できた瞬間、不自由さやちょっとした恐怖心を克服できた瞬間、それを楽しめる心の豊かさが自分にあることを証明してくれるのも幸せ。バイクは手軽にチャレンジできる機会を与えてくれて、僕の人生をより豊かにしてくれます。キャバレロはツーリング中に見つけた林道も「こいつなら行ける。よし行ってみよう!」と思わせてくれるし、実際に行けちゃいますから。

街乗り、ツーリング、そしてクロスカントリーまで、キャバレロで楽しんだヒロシくん。遊びに合わせたウエア選びも楽しみ、今年もキャバレロ・ライフを堪能する予定。

キャバレロのおかげで広がった遊びのスタイル。そんな僕がおススメしたいのが、トランポにバイクを積んで目的地に着いたらバイクを降ろし、オイシイ所だけツーリングをする。名付けて〝チートツーリング〟です。さっきまで散々「チャレンジ」だとか「人生を豊かに」とか一丁前にいってたじゃねーか、全バイク乗りに謝れバカヤロウ、というお叱りは甘んじて受け止めます。けれども、自動車の安心そしてバイクの冒険心も一度に得られるハイブリッドなスタイルは、とくにタンデムで長距離を走ってお互いに疲れが出始めても険悪なムードにならずに済む、という点でも非常におススメ。楽しむためにあるはずのいろんな方法を探しながら、今年もバイク遊びの可能性をキャバレロとともにもっともっと広げていきたいと思っています。

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