新ブランドが日本上陸!

2016年に「ランブレッタ」を再興したのは、オーストリアの「KSRグループ」。
貿易商として1916年に創業し、オーストリア全土に家電製品などを供給する卸売り商として活動してきた会社です。

このKSRグループを現在率いているのが、クリスティアンとミヒャエルという兄弟なのですが、この2人は幼少からバイクのカスタムやオフロードライディングに親しんでいたこともあって、1996年ころからバイクを商材として取り扱うようになったそうです。

ディストリビューターとして経験を積みつつ販売網を拡大し、2004年に自社ブランドKSRを名乗るバイクをOEM商材として導入。製造は商社時代に培ったアジアの国々とのコネクションを活用し、スタイリングはKTMのデザインを手がけている同じオーストリアの「KISKA」に依頼して、スタートしたのです。
その後、ヨーロッパ全土にディストリビューターネットワークを構築し、2014年に「Royal Enfield」の輸入権を獲得し、「Benelli」「Malaguti」と拡大し、2016年のランブレッタ再興に至っています。

ヨーロッパ全土で、数多くのブランドを販売しているKSRグループですが、
ディストリビューターからバイクメーカーへと転進するために、2017年にR&Dセンターを設立。ドゥカティ、モトグッチといった老舗メーカーがひしめくヨーロッパで新ブランドを立ち上げるには、老舗メーカーに劣らない品質の確保は絶対条件となります。そこで、オーストリアのデザインスタジオ「RIDE」と協働してコンセプト作りから立ち上げたのが、
「Brixton」なのです。

Brixton Felsberg125XC

こちらは「フェルスベルグ125XC」。空冷単気筒のスクランブラーで、価格はなんと、

税込み49万5000円!

Brixton Crossfire500XC

こちらは水冷並列2気筒エンジンを搭載した、レトロスタイルのアドベンチャーモデル「クロスファイア500XC」。価格は税込み

129万8000円!!

どちらも、戦略的な価格設定となっています。
とはいえ、ブリクストンはKSRグループが自社オリジナルブランドとして立ち上げ、
じっくりと開発してきたモデルとなっているのは、それまでの展開を読んでいただければ分かるはず。コンセプト、品質、デザインをしっかりResearch & Development=研究開発し、培ってきたコネクションを生かすことで実現できたというわけです。

で、

このブリクストンを日本へ導入販売するのが、

モータリスト合同会社

なんですね。
ランブレッタ、ファンティック、SYMなどの日本総輸入元としてもおなじみですが、モータリストが取り扱うブランドは、どれも走りの楽しさが感じられます。
というより、モータリストのスタッフたちが走りの楽しさを感じられたブランドのみを取り扱っている、とゴー・ライド編集長オガPは思っています。

ということで、ブリクストンは価格だけでなく、品質と走りの楽しさが両立したモデルになっているはず。近日中に試乗して、その実力を確かめてみたいな、と思っております。

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